刀 銘 和泉守藤原兼重
(いずみのかみふじわらのかねしげ)

(金象嵌)四ッ胴切断 寛文八年二月十日(一六六八年)
切手岡田十良兵衛(花押)


Katana:IzuminokamiFijiwaraKaneshige



新刀・武蔵 江戸前期 良業物 拵え付き
保存刀剣鑑定書付き




刃長:72.2(二尺三寸八分強) 反り:0.8 元幅:2.82
先幅:1.87 元重ね:0.68 先重ね:0.42 穴2



 鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先やや詰まる。 鍛え、小板目に大板目、波状の流れ肌交じって肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、湾れ乱れ調で、刃縁の沸匂い一際深く、二重刃風の沸筋、ほつれ、沸崩れ 刃中金筋、砂流し掛かり、匂い口潤むように明るい。 帽子、直調で焼き深く、先僅かに掃き掛ける。 茎磨り上げ、先切り、鑢切り(表の下方に大筋違いの元鑢残る)。 銅に金鍍金ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。 打ち刀拵え(江戸期 全長101センチ 鞘 黒の呂鞘 柄 金塗り出し鮫に黒柄巻き 縁頭、鉄地毛彫、山路図 目貫、赤銅容彫金象嵌龍図 鍔 鉄地丸形、鋤出し彫、木目に扇の図)付き。



【コメント】
 新刀期の江戸鍛冶で、初代越前康継、野田繁慶に次いで現れたのが和泉守兼重であり、元は越前の矢の根(やじり)鍛冶であったと伝えられています。後に藤堂和泉守高虎の抱え工となり、初め和泉大掾、後に和泉守を受領、二代が上総介兼重です。 截断銘入りの作もまま見受けるように、業物鍛冶としても名高く、その鋭い斬れ味は多くの武人を魅了、かの有名な剣豪宮本武蔵の愛刀であったとも伝わっています。 生年没年は不明、年紀作もほとんど見られませんが、年紀の上限は寛永二年(一六二五年)、明暦(一六五五~五八年)末年から万治(一六五八~六一年)初年頃まで鍛刀したと伝えています。 作風は、湾れ調に互の目が連れて刃中足が繁く入るもの、直刃調に浅く湾れを交えて匂い口が明るく冴えたものの二つに大別されます。 銘は『武州江戸住兼重』、『和泉大掾藤原兼重』、『和泉守兼重』、『和泉守藤原兼重』などと切り、字体は寛永中頃から独特の隷書風となり、晩年の正保頃には細鏨になります。 本作は寸法二尺三寸八分強、下が生ぶ穴で三寸程磨り上がっていますので、元来二尺七寸近くあったことになります。反り浅めに付いたしなやかなスタイルで、年紀はありませんが、銘振りより寛永末年頃の作と鑑せられます。 詰んだ小板目に交じって、大板目、波状の流れ肌が強く肌立つ地鉄、焼き刃は湾れ乱れ調で、刃縁の沸匂い一際深く、所々二重刃風の沸筋、ほつれ、沸崩れとなり、刃中金筋、砂流し掛かるなど、匂い口もすこぶる明るい出来を示しています。 決して豪壮な刀ではありませんが、刃縁の変化は大変見応えがあります。 特筆すべきは、茎裏にある『四ッ胴截断』の金象嵌銘、寛文八年、切り手は岡田十良兵衛とあります。兼重初二代の截断銘で、『三ッ胴』までは見たことがありますが、『四ッ胴』は初見です。しかしながら鑑定書では、『と金象嵌がある』になっていますので、協会ではこの金象嵌を認めていません。おそらくはもっと時代が若いと見ているのでしょう。ただ刀は正真正銘の兼重、磨り上げられたのも江戸前期頃で間違いありません。 剣豪宮本武蔵が愛して止まなかった和泉守兼重の一振り、二代に比して、初代の作は中々出て来ません。激生ぶ品のため、登録証も鑑定書も今年のものです。貴重な一振りです。


















【売約済】商品番号:M-643 刀 和泉守藤原兼重 良業物 拵え付き 保存刀剣鑑定書付き

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