刀 南紀重国(無銘)
(なんきしげくに)
(截断切付銘)於武州小塚原試之切断雁骨入土壇数寸
寛政十二庚申年十一月十三日(一八〇〇年)
小此木林之助忠一 十七歳


Katana:Nanki Shigekuni



新刀・紀伊 江戸初期
最上作 良業物
保存刀剣鑑定書付き
探山先生鞘書き有り




刃長:70.6(二尺三寸三分) 反り:1.5 元幅:3.22
先幅:2.32 元重ね:0.78 先重ね:0.56 穴2




 鎬造り、鎬すこぶる高く庵棟高め、中切っ先。 鍛え、板目、大板目が流れ心に上品に肌立ち、地景をふんだんに配し、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、細直刃湾れ調で、刃縁の沸匂い一際深く明るく冴え、喰い違い風の刃を交え、刃中に柔らかな金筋、砂流し頻りに掛かる。 帽子、直調で大丸風となり、沸付いて烈しくほつれ、先掃き掛け返る。 茎大磨り上げ、先切り、鑢切り。 銀に金着せハバキ。 時代研磨(棟に小サビ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 本作は磨り上げ無銘ながら『南紀重国』と極められた優品、寸法二尺三寸三分、鎬すこぶる高く、身幅、重ねガシッとして、ズシッと重い一振りです。
 探山先生鞘書きにも、『無銘ながら剛健な刀姿を呈し、地刃共に初代重国の特色を遺憾なく示した優品也。』とあります。
 初代重国は、本国大和で手掻派の末裔鍛冶と伝わり、新刀ながら重要文化財一口、重要美術品八口を数え、幕末まで続く大和文珠鍛冶の筆頭として活躍した名工で、同銘が十一代に渡ります。
 作風は、江義弘に私淑したと思われる湾れに互の目を交えた相州伝と、その出自である大和手掻包永風の直刃がありますが、総じて直刃調の作が多く見られます。
 また何れの作にしても、地刃が新刀とは思い難い程古調な出来を示す点も見所の一つです。
 本作は板目、大板目が流れ心に上品に肌立ち、地景をふんだんに配した地鉄、細直刃湾れ調の刃は、刃縁の沸匂い一際深く明るく冴え、喰い違い風の刃を交え、刃中に柔らかな金筋、砂流しが頻りに掛かるなど、同工大和伝の典型を示した出来です。
 通常無銘の新刀大和伝であれば、『文珠』と極まることが多い中、『南紀重国』としていることからも、その地刃の出来、状態、格の違いがお分かり頂けるかと思います。
 茎には寛政十二年に試し斬りを行った旨の截断銘が刻されています。『於武州小塚原』とは、江戸前期から明治初年に掛けて、現在の東京都荒川区南千住付近に存在した『小塚原刑場』を指しています。
 斬り手は小此木(おこのぎ)林之助忠一で、当時十七歳、『雁骨』は『雁金』のことで脇の下付近、截断箇所としては太々、両車に次ぐ硬い部位ですが、それを斬り落とした上、更に土壇まで数寸斬り込む程の斬れ味であったことが刻まれています。
 鞘書きには、『おそらく余りにも上出来なるが故に、磨り上げて古作の大和手掻、或いは当麻に装おうとしたものではないだろうか。』とありますが、正にその通りで、仮に『すこぶる健全な当麻の重要刀剣。』と言われても納得してしまう地刃の出来かと思います。
 初代南紀重国の技量の高さを再認識出来、且つ凄まじい斬れ味を誇る逸品、これは強くお薦めします。














商品番号:N-158 刀 南紀重国(無銘) (截断切付銘)於武州小塚原試之切断雁骨入土壇数寸 寛政十二庚申年十一月十三日(一八〇〇年) 小此木林之助忠一 十七歳 保存刀剣鑑定書付き 探山先生鞘書き有り 

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