刀 備州長船則光
(びしゅうおさふねのりみつ)
応仁二年二月日(一四六八)


Katana:Bisyu Osafune Norimitsu



古刀・備前 室町中期 良業物
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:61.4(二尺三分弱) 反り:2.3 元幅:2.78
先幅:1.87 元重ね:0.72 先重ね:0.43 穴2




鎬造り、鎬高め庵棟低い、中切っ先。 表裏棒樋と添え樋をハバキ上で角留める。 鍛え、小板目、板目肌良く詰み、地沸厚く付き、細かな地景を多数配し、鎬寄りに映り立ち、地鉄良好。 刃文、腰開きの小互の目丁子乱れを主体に、湾れ、小乱れを交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく締まり気味となり、刃中随所に金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ調で沸匂い良く付き、先僅かに掃き掛け返る。 茎僅かに磨り上げ、先切り、鑢筋違い。 銅に金着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 長船則光は、初代が鎌倉末期、長光の門人と伝えており、嘉元三年紀(一三〇五)の短刀が現存していますが、それ以降室町初期までの作はまず見ません。
 本作は希少な応仁年紀入りの則光、俗名はありませんが、年紀、銘振りからして銘鑑では四代目に当たる、五郎左衛門尉則光と鑑せられます。
 五郎左衛門尉則光は、三代助右衛門則光の子で、応永十三年生まれ、応永末年から文明頃まで作が見られます。
 長船鍛冶では、『応永備前』と『末備前』との中間期、室町前期の永享から文明頃まで活躍した長船鍛冶を、『永享備前』と呼びます。五郎左衛門尉則光と六郎左衛門尉祐光が、その双璧として名高く、祐光は、右京亮勝光、左京進宗光の父に当たります。応永備前、永享備前共に、腰開き気味の互の目丁子乱れを主体とした焼き刃ですが、永享備前の方が、比較的焼き刃の起伏(高低)が少ないのもポイントです。
 本作は少し磨り上がっていますが、上品な太刀風の姿です。
 小板目、板目肌良く詰み、細かな地景を多数配し、鎬寄りに映り立つ地鉄、腰開きの小互の目丁子乱れを主体に、湾れ、小乱れを交えた刃文は、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく締まり気味となり、刃中随所に金筋、砂流しが掛かるっています。
 銘がやや底銘で、表の鎬地に一箇所疵がありますが、特別保存鑑定が付いていることからも分かるように、地刃は健全です。
 応仁年紀入りの五郎左衛門尉則光、地刃の鍛え美しい永享備前の典型作をお探しならば、これしかありません。














商品番号:N-286 刀 備州長船則光 応仁二年二月日(一四六八) 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥598,000 (税込)
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