刀 兼延(志賀関)
(かねのぶ)


Katana:Kanenobu



古刀・尾張 室町後期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:62.0(二尺五分弱) 反り:0.8 元幅:3.23 元重ね:0.73 穴2(内1埋)



平造り、庵棟低い。 表に独鈷剣、裏に梵字と蓮台の彫り有り。 鍛え、板目が流れ心に肌立って白け映り立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、尖り心の刃、細かな飛び焼きを交え、刃縁沸匂い良く付いて明るく締まり気味となり、刃中金筋、砂流し掛かる。 帽子、乱れ込んで沸付き、先尖り心に掃き掛け長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢檜垣。 銅に金着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 志賀関一派は、関七流室屋派の祖兼在(かねあり)の子であった兼延が、文明(一四六九~八七)頃に、尾張国山田庄志賀(現名古屋市北区志賀町)に移ったのを始まりとし、門下には延次、兼重などがおり、山田関とも呼ばれます。兼延は室町最末期に掛けて同銘が数代に渡ります。
 本作は同派の棟梁格、兼延の珍しい平身刀、やや寸が詰まって先反り付き、身幅、重ねのしっかりとしたスタイルは、末備前鍛冶を中心に主流であった、いわゆる片手打ち刀で、文明から永正頃までの作と鑑せられます。
 板目が流れ心に肌立って総体的に白け映り立つ地鉄、互の目乱れを主体に、小互の目、尖り心の刃、細かな飛び焼きを交えた刃文は、刃縁明るく締まり気味となり、刃中金筋、砂流しが掛かっています。 
 表には独鈷剣、裏には梵字と蓮台の彫りがあります。美濃系鍛冶には濃厚な彫り物は僅少ですが、この独鈷剣はとても上手で、裏の彫りは末備前鍛冶にまま見られるものです。
 裏の腰元、棟から平地に掛けて受け疵も残されています。
 地刃に僅かに鍛え肌もありますが、特別保存鑑定が付いて、地刃は健全、志賀関兼延の典型作、且つ貴重な現存品です。










商品番号:N-289 刀 兼延(志賀関) 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥580,000 (税込)
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