刀 日向国住松葉国正作之
(ひゅうがのくにじゅうまつばくにまさこれをつくる)
平成十一年五月吉日(一九九九年)


Katana:Hyuganokuniju Matsuba Kunimasa



現代・宮崎
無鑑査刀匠




刃長:75.4(二尺四寸四分強) 反り:2.0 元幅:3.54
先幅:2.73 元重ね:0.69 先重ね:0.58 穴1




鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先強く張る。 鍛え、板目肌流れ心に上品に肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、丁子風の刃を交えてやや腰開きとなり、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく締まり、刃中匂い足繁く入る。 帽子、乱れ込んで焼き深く、先僅かに返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銀ハバキ。 時代研磨(一部刃にヒケ、曇り有り)。 白鞘入り。  



【コメント】
 松葉国正は、本名を一路(いちろ)と言い、昭和三十四年、宮崎県日向市で生まれました。昭和五十八年、二十四歳の頃、自身が居合い抜刀に使用する刀の作刀を依頼したことが切っ掛けで、山梨の小林康宏に入門しました。
 小林刀匠と言えば、鉄板をも斬り裂く『リアル斬鉄剣』作者として名高く、ただひたすらに日本刀の本質を追い求めた現代刀工の革命児です。
 昭和六十二年に師が没すると、その後、同門兄弟子、岡山の安藤広清の下でさらに学び独立、故郷日向市の自宅に鍛刀場を構えました。平成二年の新作刀展覧会にて初入選を果たすと、以後毎年出品し、日刀保協会会長賞、薫山賞、寒山賞の他、特賞第一席を四年連続で獲得、平成二十六年に無鑑査に認定されました。
 作風は、豪壮で華やかな南北朝期の備前物を狙った作を真骨頂としています。
 また同工は、剣道、合気道、空手などを習得した武道家としても有名、作刀技術と武道経験を活かした国内外での剣術演舞の披露など、日本刀の啓蒙活動を精力的に行っています。
 寸法二尺四寸四分強の豪壮な姿に、匂い勝ちで明るく締まった華やかな乱れ刃を焼くなど、南北朝期の備前物を狙った同工典型作です。
 刀身のみで960g、お好みの外装を誂えれば、居合い抜刀で大活躍です。
 無鑑査松葉一路国正の壮年期自信作、小林康宏刀匠の魂を受け継ぐ、平成令和時代の『リアル斬鉄剣』作者による斬れ味鋭い一振りです。








【売約済】商品番号:N-509 刀 日向国住松葉国正作之 平成十一年五月吉日(一九九九年) 無鑑査刀匠

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