脇差し 備前国長船与三左衛門祐定(二代)
(びぜんのくにおさふねよさざえもんすけさだ)
元亀二年八月日(一五七一)


Wakizashi:Bizennokuni Osafune Yosazaemon Sukesada



古刀・備前 室町末期
保存刀剣鑑定書付き




刃長:40.2 (一尺三寸三分弱) 反り:0.80 元幅:3.04 元重ね:0.75 穴1



平造り、庵棟低め。 鍛え、板目に杢目、流れ肌を交えて所々大模様に肌立ち、地色やや黒み勝ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、丁子、小互の目、小乱れ、角張った刃を交え、刃沸匂い勝ちに小沸付き、刃中小足、葉良く入る。 帽子、乱れ込んで沸付き、先掃き掛け長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり。 銅に銀着せハバキ。 時代研磨(細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
室町末期の長船鍛冶で、祐定を名乗る鍛冶は八十余名を数えますが、中でも与三左衛門尉、彦兵衛尉、源兵衛尉を名乗る祐定は、とりわけ技術が高いことでも有名です。
本作は、寸法一尺三寸三分弱、身幅、重ねしっかりとした平脇差しで、その銘振り、年紀から二代与三左衛門祐定の貴重な俗名入りの一振り、鑑定書にも『二代』と但し書きがあります。
二代は初代の高弟と云い、永正七年生まれ、中川弥九郎と称し、初代の子ではないものの、同じ中川姓で同族かと思われます。初代が天文十一年に七十六歳で没したと云われていますので、それ以降は二代の作、天正末年頃まで鍛刀しています。
また同工は、『関ヶ原の戦い』で西軍副大将として戦った備前岡山城主、宇喜多秀家のお抱え鍛冶としても有名です。
本作は、大模様に肌立つ地鉄、互の目乱れを主体に、多種の刃を交えるなど、末備前の典型的な乱れ刃を示しています。
地に鍛え肌が少しあり、研ぎがやや古い感じですが、地刃が総体的に健全なので、特別保存までは問題ないかと思います。
末備前物の俗名年紀入りは、刀剣コレクションとして確実に押さえて頂きたいです。










商品番号:P-053 脇差し 備前国長船与三左衛門祐定(二代) 元亀二年八月日(一五七一) 保存刀剣鑑定書付き

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