脇差し (蟹牡丹紋)播磨守藤原忠国(二代)
(はりまのかみふじわらのただくに)
(菊紋)以南蛮鉄作


Wakizashi:Harimanokami Fujiwarano Tadakuni



新刀・肥前 江戸前期 業物
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:51.2(一尺六寸九分弱) 反り:1.3 元幅:3.96
先幅:3.36 元重ね:0.85 先重ね:0.74 穴1




鎬造り、鎬高く庵棟低め、大切っ先。 表裏共に棒樋をハバキ下で丸留めにし、裏のみ添え樋有り。 鍛え、小板目肌総体的に良く詰み、所々細かに肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、湾れ、箱掛かった刃を交え、刃縁烈しく沸付き、沸崩れ、沸裂け状を呈し、刃中金筋、砂流し掛かり、地に飛び焼き交じる。 帽子、湾れ調で沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢筋違い。 木ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
二代播磨守忠国は、初代忠国の子で橋本弾左衛門と言い、初銘は治国、 初代隠居後に二代忠国を襲名しました。
年紀作に見る活躍期は、延宝五年(一六七七)から貞享二年(一六八五)まで、その作品の大半には、菊紋と蟹牡丹紋を切っています。
作風は、初代同様で、伝統的な肥前直刃も焼きますが、沸出来の丁子主体の乱れ刃、多種の刃を交えた互の目乱れを得意としています。
本作は寸法一尺六寸九分弱、大切っ先で、元幅3.96㎝、先幅も3.36㎝、重ねもガシッとして地刃すこぶる健全、現代刀のような重量感があります。
年紀はありませんが、銘振りからして延宝末年頃の作と鑑せられます。ほぼ同時期に活躍した尾張の秦光代の代表作、『鬼の包丁』を彷彿とさせる豪壮無比な脇差しで、独特な『蟹牡丹紋』は、牡丹の花の形を蟹の甲羅、花のつぼみを蟹の目、枝葉を蟹の爪等に意匠化したものです。裏に『以南蛮鉄作』とありますが、肥前刀では大変珍しく、他には土佐守忠吉くらいでしょうか。
互の目乱れを主体とした焼き刃は、刃縁に沸崩れ、沸裂け、刃中金筋、砂流し掛かり、地に飛び焼きを交えるなど、肥前乱れ刃の中で最も烈しい部類に入る覇気溢れる出来映えです。
現状木ハバキですので、重厚な金着せハバキ等を誂えて頂ければ、より箔が付くでしょう。
古い登録証は、昭和二十六年三月の東京登録、本歌『鬼の包丁』の所持者、柳生連也斎も嫉妬する最強の一振り、二代播磨守忠国の代表作です。














【売約済】商品番号:P-098 脇差し (蟹牡丹紋)播磨守藤原忠国(二代) (菊紋)以南蛮鉄作 特別保存刀剣鑑定書付き

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