脇差し 国吉(くによし)

Wakizashi:Kuniyoshi



古刀 室町前期
保存刀剣鑑定書付き




刃長:35.5(一尺一寸八分強) 反り:0.8 元幅:2.85 元重ね:0.68 穴1



平造り、庵棟低い。 表は腰元に草の倶利伽羅、裏は腰樋に添え樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、小板目良く詰み、刃寄り流れて肌立ち、地色明るく、地沸微塵に厚く付き、地景繁く入り、地鉄精良。 刃文、糸直刃調で、刃縁小沸付いてやや沈み勝ちとなり、刃中葉、小足入る。 帽子、直調で先僅かに返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(小サビ有り)。 白鞘入り。
脇差拵え(江戸後期 全長65.5 鞘 黒刷毛鞘 小柄、甘赤銅魚子地色絵、稲刈り図 下げ緒金茶 柄 親鮫に金茶柄巻 縁、赤銅石目地、桔梗紋図 頭、赤銅地無文 目貫、花紋図 鍔 鉄地変わり形、肉彫地透、菊花図)付き。



【コメント】
本作は、『国吉』と銘がある生ぶ在銘の小脇差し、鑑定書には、『国不明・時代室町前期』の但し書きがあります。
身幅の割に寸が延び、重ねがしっかりとした平身の小脇差しは、この期の典型的なスタイルです。
『国□』の銘なので、宇多、延寿系統を思わせ、茎の形状は宇多風ですが、『国』の字形が異なります。雰囲気的には筑紫了戒系なども考えられますが、どれも該当しないのでしょう。
しかしながら、良く詰んで明るい梨子地肌は、粟田口一派を思わせるものがあり、糸直刃調の刃は、少し弱い箇所があるものの、上品な出来で、茎裏には『主清原弘茂』と所持者銘も刻まれています。
表は草の倶利伽羅、裏には腰樋に添え樋がありますが、味のある良い生ぶ彫りです。
銘鑑漏れの刀工かと思われますが、時代外装付き、綺麗な地鉄がお好きな方にお薦めです。










【売約済】商品番号:P-165 脇差し 国吉 保存刀剣鑑定書付き 拵え付き

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