刀 出羽国庄内住池田一秀(二代)
(でわのくにしょうないじゅういけだかずひで)
天保十四年二月日(一八四四)


Katana:Dewanokuni Shonaiju Ikeda Kazuhide



新々刀・出羽 江戸末期



刃長:75.5(二尺四寸九分) 反り:1.2 元幅:3.16
先幅:2.21 元重ね:0.79 先重ね:0.54 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先延び心。 鍛え、小板目肌沈み勝ちに詰み、所々細かに肌立ち、地沸付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れ主体に、大互の目、角張った刃、小互の目を交え、刃縁良く沸付いて匂い深く、刃中互の目足、葉入り、金筋、砂流し盛んに掛かる。 帽子、乱れ込んで沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先剣形(卒塔婆風)、鑢切り。 銀ハバキ。 時代研磨(小サビ有り)。 白鞘入り。  



【コメント】
池田一秀は、安永二年(一七七三)、現山形県酒田市に生まれ、文化二年(一八〇五)、山形藩秋元家の抱え鍛冶であった水心子正秀に鍛刀を学びました。後にその実力が認められ、庄内藩酒井家の抱え鍛冶となり、鶴岡に移住、同五年には剃髪して『入道竜軒』と号し、天保十一年(一八四〇)には、老齢のため家督を二代一秀に譲って隠居、翌年六十九歳で没。
本工は、その年紀からも分かるように二代一秀、初代の子で池田清蔵と言い、初銘は一義と銘じ、前述のように、天保十二年に初代が没すると 二代目を継承しました。以降慶応頃まで作が見られます。
本作は、寸法二尺四寸九分、大切っ先鋭角となり、反りやや浅めに付いた典型的な幕末勤皇刀スタイルの貴重な現存品です。
穏やかな刃調ですが、刃縁、刃中の沸が良く変化しており、中々の見応えです。
数寄者の方が永らく持っていた激生ぶ品で、現状未鑑定ですが、銘は全く問題ありません。
地に少し緩みがありますが、地刃は健全なので、特別保存まで取れるでしょう。
これまで初代は何振りか扱っていますが、二代は初掲載、出羽国庄内酒井家抱え鍛冶、二代池田一秀、この年紀は貴重な資料です。














【売約済】商品番号:P-215 刀 出羽国庄内住池田一秀(二代) 天保十四年二月日(一八四四) 

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