刀 (太刀銘)固山宗次作之
(こやまむねつぐこれをつくる)
天保六年八月日(一八三五) 為安藤良恭
後藤五三郎試之 太々土壇拂


Katana:Koyama Munetsugu



新々刀・武蔵 江戸末期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:70.0(二尺三寸一分強) 反り:1.2 元幅:3.12
先幅:2.10 元重ね:0.82 先重ね:0.56 穴1




鎬造り、鎬高く庵棟低め、中切っ先。 表裏共に二筋樋をハバキ上で丸留める。 鍛え、大板目に大杢目、流れ肌を交えて良く詰み、地沸厚く付き、地景良く入り、地鉄精良。 刃文、互の目乱れを主体とし、小互の目、丁子を交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いて柔らかく、刃中丁子足良く入る。 帽子、乱れ込んで先小丸に返る。 茎生ぶ、浅い入山形、鑢化粧筋違い。 銀に金鍍金二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
宗次は、固山宗兵衛と言い、享和三年、陸奥国白河(現福島県白河市)生まれ、その師に付いては、水心子正秀門下の加藤綱英と言われますが、実際にはその弟で丁子刃を得意とした長運斎綱俊の影響を強く受けていると考えられています。弘化二年に『備前介』受領、年紀作に見る活躍期は、文政後半から明治三年頃までです。
作風は、一貫して備前伝、綺麗な地鉄に『宗次丁子』と呼称される華やかな丁子刃を焼き、また大業物作者としても名高く、試し斬り名人、七代目山田浅右衛門吉利(山田五三郎)、尾張犬山藩士で試斬家でもあった伊賀兎毛(伊賀四郎左衛門乗重)らに指導を受け、斬れ味を追求した作刀も行っています。
本作は天保十年、同工三十三歳の頃の作、いわゆる『天保打ち』による特注品です。
『天保打ち』とは、同工前期に当たる二十代の終わりから四十代初め頃までの作を指し、この頃に覇気溢れる傑作が多いことから重宝されます。実際同工の重要刀剣指定品の内、六割近くが『天保打ち』であることもその裏付けの一つかと思います。
その中でも本作は、典型的な『応永備前』写し、 如輪杢風の鍛えが大模様にうねるような美しい肌合いに、互の目丁子乱れを主体とした匂い深い柔らかな刃を焼いています。
茎に『為安藤良恭』とあるように、おそらく寸法、スタイルも含めて、注文主の要望に忠実に応えたものと考えられます。
更に茎裏には『太々土壇拂』とあるように、七代目山田浅右衛門吉利こと後藤五三郎が、試し斬りを行った旨の截断切付銘も刻まれています。
吉利は、後藤五三郎と言い、六代目吉昌の養女に婿入りして山田家を相続、七代目山田浅右衛門として、天保から明治初年頃まで活躍、吉年とも銘じました。多くの思想家、幕末の志士らが処刑された『安政の大獄』で、吉田松陰、橋本左内らの介錯を行ったのはこの七代目です。明治十七年、七十二歳没。
『太々』は首の下付近、截断箇所としては最も硬い部位ですが、それを斬り落とした上、更に土壇まで斬り込む程の斬れ味であったことが分かります。
固山宗次の『天保打ち』の『応永備前』写し、且つ山田浅右衛門が認めた最上大業物刀、同工代表作と成り得る逸品です。












商品番号:P-327 刀 (太刀銘)固山宗次作之 天保六年八月日(一八三五) 為安藤良恭 後藤五三郎試之 太々土壇拂 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥2,980,000 (税込)
数量:
在庫:

返品についての詳細はこちら

お買いものガイド

月刊コレクション情報
2024年6月号
(5
/23発送)
会員の方のみご覧いただけます
月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。


見本誌請求(無料)はこちらから
最新情報をいち早くお届けいたします!


<ごあいさつ>

コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい!


(株)コレクション情報
〒500-8258
岐阜県岐阜市西川手7丁目89
TEL.058-274-1960
FAX.058-273-7369

カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 展示会

営業時間 9:00~18:00
FAX/メールは24時間受け付けております。

会社へお越しの際はご一報ください。

ページトップへ