刀 無銘(伝筒井紀充)
(でんつついきじゅう)


Katana:Mumei(Den Tsutsui Kiju)



新刀・大和 江戸中期
日本刀剣保存会鑑定書付き




刃長:65.2(二尺一寸五分強) 反り:1.4 元幅:2.97
先幅:2.01 元重ね:0.61 先重ね:0.53 穴2(内1埋)




鎬造り、鎬尋常庵棟低い、中切っ先やや鋭角となる。 鍛え、小板目に波状に流れる柾肌を交え、地沸厚く付き、所々湯走り掛かり、地鉄良好。 刃文、大互の目乱れを主体とし、小互の目、濤瀾風の刃を交え、刃縁烈しく沸付いて匂い深く、刃中葉、互の目足入り、金筋、砂流し頻りに掛かる。 帽子、湾れ込んで焼き深く、良く沸付き、先掃き掛け返る。 茎大磨り上げ、先浅い栗尻、鑢切り。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(薄サビ、切っ先に細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。  



【コメント】
本作は、大磨り上げ無銘ながら、日本刀剣保存会鑑定書が付属しており、『伝和州筒井紀充』、『時代宝永(一七〇四~一七一一)頃』の極めがあります。茎表には額銘の痕跡がありますが、判読不明です。
紀充は、寛文七年生まれ、大和手掻の末葉で、丹波守吉道(大阪初代)門人であった越中守包国の子で、初め輝邦と銘じ、元禄六年頃に紀充へ改銘、長寿であったため、延享(一七四四~四八)頃まで作が残されています。
濤瀾風の大互の目乱れを得意としていますが、本歌越前守助廣との相違点は、 刃中に金筋、砂流しが烈しく掛かり、地に柾肌が目立つことです。
本作は、小板目に波状に流れる柾肌を交え、所々湯走り掛かる地鉄、大互の目乱れを主体とし、小互の目、濤瀾風の刃を交えた刃文は、一部鎬に掛かる程華やかで、刃縁烈しく沸付いて匂い深く、刃中金筋、砂流しが頻りに掛かっています。
前述のように、紀充の在銘品に直結するような典型的な作域を示しており、保存会の極めは正に妥当かと思います。
華やかで烈しい沸出来の刃文を好む方に強くお薦め、大きな欠点はなく、中々魅力的な筒井紀充です。












【売約済】商品番号:P-343 刀 無銘(伝筒井紀充) 日本刀剣保存会鑑定書付き

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