大身槍 延次(志賀関)
(のぶつぐ)


Ohmiyari:Nobutsugu



古刀・尾張 室町末期
特別保存刀剣鑑定書付き
薫山先生鞘書き有り




刃長:57.1(一尺八寸八分強) 茎長:47.7 反り:なし 最大幅:2.57 穴2



平三角造り、塩首は六角で短く、平地に黒塗りの変わり樋を入れる。 鍛え、柾掛かった波状の肌が流れて肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地鉄良好。 刃文、直湾れ調で、小互の目、小乱れ交じり、刃縁良く沸付いて匂い深く、二重刃風の湯走り頻りに掛かり、刃中小足、葉繁く入り、金筋、砂流し掛かる。 帽子、直調で沸付き焼き詰める。 茎生ぶ(先を少し詰む)、先切り、鑢大筋違い。 ハバキ代わりの口金付き(銅に銀着せ)。 時代研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
志賀関一派は、関七流室屋派の祖、兼在の子であった兼延が、文明(一四六九~八七)頃に、尾張国山田庄志賀(現名古屋市北区志賀町)に移ったのを始まりとし、門下には延次、兼重などがおり、山田関とも呼ばれます。
本作は、同派の代表工である延次の大変貴重な大身槍、これまでも本誌では、志賀関一派の在銘正真作を多数載致しましたが、延次は初です。
因みに定義として、『刃長が一尺を超えるもの』を大身槍と呼びます。
寸法一尺八寸八分強、平三角造り、平地に黒塗りの変わり樋を入れる 柾掛かった波状の肌が流れて肌立つ地鉄、直湾れ調で、小互の目、小乱れ交じりの刃文は、刃縁二重刃風の湯走り頻りに掛かり、刃中金筋、砂流し掛かるなど、 焼き刃も単調な出来ではなく、刃縁、刃中の変化が多彩、深みがあって、見応えのある良い刃です。 白鞘にしっかり収めてあり、鯉口部分にはハバキ替わりの口金(銅に銀着せ)が付いています。
少し鍛え肌もありますが、特別保存がピシッと付いた佳品、志賀関一派の一作風を良く示した貴重な現存作です。







【売約済】商品番号:P-345 大身槍 延次(志賀関) 特別保存刀剣鑑定書付き 薫山先生鞘書き有り

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