短刀 備前国住長船祐定作
(びぜんのくにじゅうおさふねすけさださく)
天正三年二月日(一五七五)
Tanto:Bizennokuniju Osafune Sukesada
古刀・備前 安土桃山期
特別保存刀剣鑑定書付き
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刃長:23.4(七寸七分強) 反り:僅か 元幅:2.54 元重ね:0.72 穴1
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【コメント】
本作は、天正三年(一五七五)作、末備前祐定の両刃短刀、にわかには個銘まで極め難いですが、年紀からして藤四郎、七郎衛門尉、彦左衛門尉辺りと同時代の祐定と鑑せられます。
寸法九寸三分弱、互の目丁子乱れ主体に、多種の刃を交えた焼き刃は、刃縁明るく締まり、刃中も良く働いています。
裏のハバキ下の刃中に一ヶ所、やや目立つ鍛え肌もありますが、特別保存が付いていることからも分かるように、地刃は健全、姿も全く崩れていません。
典型的な末備前乱れ刃を焼いた佳品、末備前の両刃短刀は、大変人気が高く、これで鍛え肌がなく、俗名入りならば、桁違いの価格になるでしょう。
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