脇差し (金象嵌銘)景光(長船)
(かげみつ)
本阿(花押)(光一)(十七代本阿弥光一)
Wakizashi:Kagemitsu
古刀・備前 鎌倉末期 最上作 拵え付き
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:54.7(一尺八寸強) 反り:1.4 元幅:2.68
先幅:1.89 元重ね:0.61 先重ね:0.41 穴2(内1埋)


【コメント】
本作は、寸法一尺八寸強の脇差しですが、元来小太刀であったものを少し磨り上げたスタイルです。
茎には、本家十七代、本阿弥光一による、『景光』極めの金象嵌銘が入っています。
本阿弥光一は、江戸後期の鑑定家、本阿弥分家筋の生まれで、光敬の嫡男、後に本家十六代光久の養子となり、十七代目を継承、折紙は、寛政元年(一七八九)~文政八年(一八二五)まで、同年没と云う。
小板目肌がやや沈み勝ちに良く詰んだ精良な地鉄は、所々流れ心に強く肌立ち、地色明るく、地斑状の映り鮮明に立ち、小丁子に小互の目、小乱れ交じりの刃は、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく潤み心となり、刃中小足、葉繁く入っています。地に鍛え肌、緩みも少しありますが、鉄の美しさ、刃の柔らかさ、刃中の細やかな足の入れ方等に、長船筆頭鍛冶の高い技量が窺える佳品、付属の外装は、江戸期の上質な作です。







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