刀 筑後住国治作
(ちくごじゅうくにはるさく)
平成十五年八月日(二〇〇三)


Katana:Chikugoju Kuniharu



現代・福岡 拵え入り



刃長:72.9(二尺四寸一分弱) 反り:1.6 元幅:3.21
先幅:2.27 元重ね:0.66 先重ね:0.46 穴1




鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先。 表裏共に棒樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、小板目肌沈み勝ちに詰み、所々細かに肌立ち、地色やや黒み勝ち、地沸付き、地鉄良好。 刃文、互の目丁子乱れを主体に、大互の目、小互の目を交え、刃縁匂い勝ちで沈み心に締まり、刃中互の目足繁く入る。 帽子、乱れ込んで焼き深く、先小丸風に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢化粧大筋違い。 銀ハバキ。 時代研磨。
居合拵え(全長104 柄長26 現代作 鞘 茶石目に鯉口下五寸弱研ぎ出し鮫使用 黒下げ緒 柄 鮫に黒柄巻き 縁頭、現代肥後桜図 目貫、蟹の図、現代作 鍔 鉄地丸形地透かし、菊花図)入り。  



【コメント】
小宮四郎国治は、昭和四年生まれ、福岡県大牟田市出身、父は『昭和の最上大業物』と評された小宮四郎国光で、その次男に当たります。十代の頃より、兄国安と共に父の下で学び、昭和五十四年、新作刀展での初入選以後、連続受賞を果たし、入選は十数回を数えます。父の技、斬れ味を継承し、小宮四郎一門の旗頭として、一門を牽引しました。令和二年、九十一歳没。
本作は、平成十五年(二〇〇三)、同工七十四歳の頃の作、寸法二尺四寸一分弱、鎌倉期の一文字太刀を狙った華やかな出来で、刃中足が繁く入り、刃縁が沈んで締まり勝ちとなるなど、斬れ味を追求し続ける小宮一門らしい作域が存分に示されています。
小宮四郎国治による最高級居合い刀、鞘を払って1,006g、同工は既に亡くなっていますので、今後益々入手困難になるでしょう。
















【売約済】商品番号:P-799 刀 筑後住国治作 平成十五年八月日(二〇〇三) 拵え入り

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