小太刀 備州長船盛景
(びしゅうおさふねもりかげ)
応永二二年十一月日(一三九七)


Kodachi:Bishu Osafune Morikage



古刀・備前 室町初期
保存刀剣鑑定書付き




刃長:58.5(一尺九寸三分) 反り:2.5 元幅:2.65
先幅:1.49 元重ね:0.64 先重ね:0.33 穴2




鎬造り、鎬尋常庵棟低い、中切っ先。 鍛え、小板目に板目交じり、総体的に流れて所々強く肌立ち、地沸厚く付き、乱れ映り立ち、細かな飛び焼き掛かり、地鉄概ね良好。 刃文、互の目丁子乱れ主体で、小互の目、小乱れ、湾れを交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いてやや潤み心となり、刃中小足、葉、入り、金筋、砂流し掛かる。 帽子、直調で、先僅かに掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銅に銀着せハバキ(着せに剥がれ有り)。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
長船盛景は、初代が長光門人である近景の系統に属する刀工と伝えられ、『備州長船盛景』などと、逆鏨を多用した小振りな長銘を切ることから、義景などとも同族とされます。
初代の年紀作に見る活躍期は、延文(一三五六~六一)から永徳(一三八一~八四)、切っ先延びた南北朝中期特有の大柄なスタイルが多く、作風は互の目丁子乱れを主体とした烈しい出来、兼光や長義らと同様、いわゆる相伝備前鍛冶に区分される刀工です。以後同銘が室町期まで数代に渡ります。
本作は、貴重な長船盛景の在銘正真年紀入りの小太刀、生ぶ茎、応永四年の作であることから、三代盛景と鑑せられます。
白けるような乱れ映り立つ地鉄には、細かな飛び焼き掛かり、互の目丁子乱れ主体で、小互の目、小乱れ、湾れを交えた刃は、刃縁匂い勝ちに小沸付いてやや潤み心となり、刃中小足、葉、入り、金筋、砂流し掛かっています。
総体的な研ぎ減り、地刃に少し鍛え肌もありますが、特別保存鑑定付き、銘はすこぶる鮮明で応永年紀入り、上品な応永盛景の小太刀です。














【売約済】商品番号:Q-026 小太刀 備州長船盛景 応永二二年十一月日(一三九七) 特別保存刀剣鑑定書付き

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