刀 (太刀銘)一文字出羽守行廣(初代)
(いちもんじでわのかみゆきひろ)
Katana:Ichimonji Dewanokami Yukihiro
新刀・肥前 江戸前期 拵え付き
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:69.7(二尺三寸) 反り:1.2 元幅:3.19
先幅:1.97 元重ね:0.72 先重ね:0.46 穴1
打ち刀拵え(全長101 柄長24.5 現代作 鞘 朱の呂塗 こじり、栗型、鯉口は黒塗り 下げ緒、金茶 柄 親鮫に焦げ茶柄巻き 縁頭、赤銅岩盤地、高彫金象嵌 蔓に蔦の図 目貫、赤銅容彫金色絵、蔦の葉図 鍔 鉄地撫角形透、松に笹図)付き。
【コメント】
初代行廣は、元和三年生まれ、初代忠吉の孫、初代河内大掾正廣の弟に当たり、正保五年に『出羽大掾』受領、慶安三年には長崎に赴いて阿蘭陀(オランダ)鍛えを学びました。阿蘭陀鍛えとは、十七世紀になって日本に輸入されるようになった南蛮鉄を使用した鍛錬法のことです。寛文三年に『出羽守』を受領、天和二年、六十六歳没。
活躍期は、正保から延宝頃までですが、年紀作は僅少、古作一文字に範を取った華やかな互の目丁子乱れは、『肥前一文字』と称され、茎に『一』、稀に『一文字』を添える場合もあります。伝統の肥前直刃も焼きますが、乱れ刃の作が多く残されています。
銘は、『肥州出羽大掾行廣』、『一出羽守行廣』、『一肥前国出羽守藤原行廣』、『一文字出羽守行廣』などと切ります。
本作は、寸法二尺三寸、切っ先詰まって反り浅め、典型的な寛文新刀スタイルです。
地刃は至って健全、年紀はありませんが、スタイル、銘振り等より、寛文四、五年頃の作と鑑せられます。
総体的に良く詰んだ肥前小糠肌、広直刃湾れ調の刃は、刃縁匂い深々として明るく冴え、刃中小足、葉が良く入っています。
大きな欠点なく、拵え付き、前述したように、『一文字』を添えた銘振りは貴重、本誌初掲載です。






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