刀 土州住秀弘鍛之(左行秀高弟)
(どしゅうじゅうひでひろこれをきたえる)
(梵字)八幡大菩薩 文久二年二月日(一八六二)
Katana:Doshuju Hidehiro
新々刀・土佐 江戸最末期
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:85.0(二尺八寸一分弱) 反り:1.2 元幅:3.25
先幅:2.06 元重ね:0.87 先重ね:0.61 穴2 (内1忍)
【コメント】
秀弘は、田内楠次郎と言い、土佐比島(現高知市比島町)出身で、左行秀に学び、師伝を良く倣い、同門の秀近、秀方らと共に、師の協力者としても大いに活躍しました。活躍期は、幕末から明治初期まで、長尺豪壮なスタイルに、沸匂いの深い広直刃湾れ調の刃を焼くなど、師行秀を思わせる作風を得意としました。
本作は、寸法二尺八寸一分弱、切っ先やや詰まり気味、反り浅め、重ねのガシッとした姿は、いわゆる幕末勤皇刀スタイル、地刃すこぶる健全、手持ちズシンときます。
小板目肌総体的に良く詰んだ地鉄は、所々流れて肌立ち、地沸微塵に厚く付き、細かな地景繁く入り、広直刃調の刃は、刃縁良く沸付いて明るく締まり気味となり、刃中小足、小互の目足、葉頻りに入っています。
地刃に僅かに鍛え肌もありますが、如何にも行秀一派らしい堂々たる逸品、茎には梵字と八幡大菩薩の文字があることから、勝運の御利益を願った守護刀として制作された一振りです。
師行秀は、『今正宗』と称された名工、またその雄壮な姿から『土佐の長刀』とも呼ばれ、土佐藩士や土佐出身の志士達から大変好まれました。
本作も正に師伝を良く継承しており、『土佐の長刀』と呼ぶに相応しい佳品です。





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