短刀 備中国住貞次(青江)
(びっちゅうのくにじゅうさだつぐ)
応安三年三月日(一三七〇)


Tanto:Bicchunokuniju Sadatsugu



古刀・備中 南北朝中期 拵え付き 木箱付き
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:25.6(八寸四分強) 反り:僅か 元幅:2.51 元重ね:0.47 穴2



平造り、庵棟低め。 鍛え、小板目に板目、流れ肌を交えて肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地斑状の映り立ち、地鉄概ね良好。 刃文、細直刃湾れ調で、刃縁匂い勝ちに小沸付き、所々潤み心、ほつれ、二重刃掛かり、刃中小足、葉入る。 帽子、直調で先やや大丸風となり、僅かに掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銅に金着せハバキ。 時代研磨(刃アタリ有り)。 白鞘入り。
小さ刀拵え(全長43 江戸後期 鞘 黒の呂塗 下げ緒深緑 小柄、赤銅研磨地高彫色絵、菊枝図 柄 親鮫に深緑柄巻き 縁頭、赤銅研磨地、高彫金色絵、下がり藤に三つ引両紋図 鍔 鉄地撫角形鋤出彫、菊と藤の図)付き。



【コメント】
本作は、希少な青江貞次の生ぶ在銘短刀、応安三年紀入りです。
備中国で平安末期から室町期まで大いに栄えたのが青江派で、鎌倉中期頃までの作を『古青江』、それ以降南北朝末期までの作を『青江』と大別しています。
貞次は、鎌倉初期から南北朝期まで、同銘が数代に渡っていますが、本工は次吉、次直、守次らと並ぶ南北朝中期の代表工に当たり、焼きの低い温和な直刃出来を得意とします。
貞治(一三六二~六八)、応安(一三六八~七五)、永和(一三七五~七九)、康暦(一三七九~八一)、永徳(一三八一~八四)、至徳(一三八四~八七)等の年紀作が残されています。
本作は、総体的にやや疲れ心はありますが、腰元付近には、本来の明るく冴えた良い刃が見られ、銘もピシッと残っています。
南北朝中期の在銘年紀入り短刀、江戸期の小さ刀拵え付属で、専用木箱に納めてあります。












【売約済】商品番号:Q-118 短刀 備中国住貞次(青江) 応安三年三月日(一三七〇) 特別保存刀剣鑑定書付き 拵え付き 木箱付き

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