刀 尾崎源五右衛門助隆
(おざきげんごえもんすけたか)
寛政六年二月日(一七九四)
Katana:Ozaki Gengoemon Suketaka
新々刀・摂津 江戸後期 拵え付き
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:72.8(二尺四寸) 反り:1.5 元幅:3.35
先幅:2.34 元重ね:0.89 先重ね:0.69 穴1
打ち刀拵え(全長102.5 柄長24.5 江戸後期 鞘 艶消し赤黒石目地 こじり、責金、四分一研磨地、無文 栗型、赤銅容彫色絵、橋下に美濃亀図 下げ緒焦げ茶 柄 親鮫に焦茶柄巻き 縁頭、鉄地据え紋象嵌色絵、砂潜り龍図 目貫、素銅地容彫、剣巻龍図 鍔 信玄風鍔 鉄地撫木瓜形真鍮糸巻き図)付き。
【コメント】
尾崎助隆は、宝暦三年(一七五三)生まれ、源五右衛門と称し、本国播磨で後に摂津へ移っています。同郷出身で同じく摂津へ移った黒田鷹(たかのぶ)の門人で、寛政十年(一七九八)に長門守を受領、文化二年(一八〇五)、五十三歳で没。
作は天明から文化初年頃まで見られ、三歳年上の水心子正秀とは、ほぼ同時期の活躍期になります。
作風は、一貫して濤瀾刃、新々刀期を代表する濤瀾刃の名手として名高く、その出来の秀逸さに於いては、本歌に迫るものがあります。
本作は、寛政六年、同工四十二歳の頃、華やかな濤瀾風乱れを焼いた、壮年期の会心作です。
寸法二尺四寸、元先身幅、重ねのガシッとした力感溢れる豪壮な一振り、地刃すこぶる健全、刀がズシッと重いです。
互の目乱れ主体の刃は、小互の目、頭の丸い互の目、片落ち互の目を交えて濤瀾風を呈し、刃縁良く沸付いて明るく冴え、刃中互の目足入り、一部太い沸筋掛かり、地に細かな飛び焼き掛かるなど、素晴らしい出来映えです。
研ぎ減りなど微塵も感じさせない地刃の状態は、現代刀のようであり、濤瀾刃創始者である助廣に比肩する出来を示した魅力的な一振り、同工濤瀾刃完成期の代表作と成り得る逸品です。






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