脇差し 伯耆守平朝臣正幸
(ほうきのかみたいらのあそんまさゆき)
寛政九年巳二月(一七九七) 真錬造之
Wakizashi:Hokinokami Tairano Ason Masayuki
新々刀・薩摩 江戸後期
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:57.8(一尺九寸一分弱) 反り:1.4 元幅:3.22
先幅:2.25 元重ね:0.78 先重ね:0.62 穴1
【コメント】
本作は、#225と同様、寛政九年、同工六十五歳の頃の作、寸法一尺九寸一分弱、切っ先鋭角に力強く延び、身幅重ねのガッシリとした雄壮な大脇差しです。
因みにこの二振りは、大小ではない(登録県も異なる)ですが、年紀が同一なので、大小としての扱いでも良いでしょう。
地沸が微塵に厚く付いた地鉄は、所々波状の柾肌が強く流れて湯走り掛かり、焼き刃は、刃縁に黒光りする大粒の荒沸付いて匂い深く、一部沸裂け、沸崩れ状となり、刃中金線、砂流しが掛かっています。
地に少し緩みがありますが、銘を見ずとも薩摩新々刀と分かる典型作です。
茎裏『真錬造之』の切付銘は、長曽祢虎徹の『真鍛作之』などと同様、その鍛錬法を示したものと考えられます。おそらくは、何か特別な鋼材を使用して鍛錬した自信作、入念作の意ではないでしょうか。
大小共に見過ごせない逸品です。





お買いものガイド
























