脇差し 備前国住長船宗左衛(門)尉祐定作
(びぜんのくにじゅうおさふねそうざえもんのじょうすけさださく)
Wakizashi:Bizennokuniju Osafune Sozaemonnojo Sukesada
古刀・備前 室町末期 拵え付き
保存刀剣鑑定書付き

刃長:32.9(一尺九分弱) 反り:0.4 元幅:3.17 元重ね:0.90 穴1
【コメント】
本作は、長船宗左衛門尉祐定の貴重な俗名入り現存作、末備前鍛冶の一作風を良く示した佳品です。
戦国時代、数多輩出された末備前鍛冶の中では、祐定を名乗る刀工が特に多く、古刀期だけで八十余名、その中で俗名を冠している者は二十余名を数えます。
宗左衛門尉祐定は、活躍期を元亀(一五七〇~七三)頃とする、新十郎や藤四郎祐定同様、末備前祐定の掉尾を飾る刀工です。
本作は、寸法一尺九分弱、身幅しっかりとして、重ね1㎝弱ある平脇差し。
広直刃調で湾れ交じり、刃縁匂い勝ちに小沸良く付いて明るく締まり、刃中葉、小足、小互の目足入るなど、この期の末備前らしい真面目な出来映えです。
これまでも本誌では、俗名入り祐定を七十余振り掲載しましたが、宗左衛門尉祐定は初、末備前コレクションとしては必須、これは見過ごせません。


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