大薙刀直し刀 越前国為継(無銘)
(えちぜんのくにためつぐ)


Katana:Echizennokuni Tametsugu



古刀・越前 南北朝中期
第十一回重要刀剣指定品
探山先生鞘書き有り




刃長:75.8(二尺五寸) 反り:2.5 元幅:3.27
先幅:3.13 元重ね:0.79 先重ね:0.48 穴3




 薙刀直し造り、鎬高め庵棟低め、大切っ先。 表裏腰樋に添え樋残る。 鍛え、黒みのある地鉄は、板目に杢目、刃寄りに波状の肌合いを交えて、白く肌立つように大模様にうねり、地沸良く付き、地鉄良好。 刃文、直湾れ調の刃文は、刃中小互の目乱れを主体に焼いており、所々尖り心を見せ、焼き頭にほつれ、金筋、砂流しが頻りに掛かる。 帽子、湾れ調で烈しく掃き掛けで二重刃風となり、先焼き詰める。 茎大磨り上げ、先浅い栗尻、鑢切り。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 越前為継の重要刀剣、南北朝中期の大薙刀を直した豪快な一振り、郷義弘の子とも越中則重門人とも伝わる名工の希少な現存品且つ典型作です。
 為継は、実際には年代的にやや開きがあるものの、所伝によると、郷義弘の子で、越中則重に師事したと伝えられる刀工です。また義弘、則重との関連性から、越中国の鍛冶であると思われ勝ちですが、同工に『越中国為継』銘の作は残されておらず、実際に押し形として残されているのは、『越前国藤原為継』銘の作で、延文二年(一三五七)、応安二年(一三六九)の年紀が入っています。現存品としては『濃州住藤原為継』銘の作が数口あり、中に応安七年紀の作が残されていることにより、応安二年から同七年の間に美濃に移住したことが分かっています。
 作風は、板目に杢目を交えた則重風の鍛え、地に黒みがあり、所々鍛え目が白く肌立つなど、北陸物特有の肌合いを示した地鉄、刃文は湾れ乱れ、互の目乱れ、直刃調に互の目、小互の目を交えるものなどがあり、刃縁が良く沸付き、ほつれが掛かるなど、北陸風と美濃風が混在した地刃の出来が、為継の特徴と言えます。
 本作は寸法二尺五寸、切っ先は五寸を超える豪快な薙刀直し、元は頭がグッと張って、先反りの深い南北朝期の大薙刀であったことが容易に想像出来、生ぶであれば、全長で七尺近くあったものと推測されます。
 黒みのある地鉄は、板目に杢目、刃寄りに波状の肌合いを交えて、白く肌立つように大模様にうねり、直湾れ調の刃文は、刃中小互の目乱れを主体に焼いており、所々尖り心を見せ、刃沸強く、焼き頭にほつれ、金筋、砂流しが頻りに掛かり、一部刃縁に沿って筋状の湯走りも見られます。 スタイル、地刃の出来共に、為継の一作風を良く示した優品で、焼き刃は元から先まで染みるような箇所は皆無です。
 茎尻付近の目釘穴を日(太陽)と見立てて、その下に三日月を刻してあるのは、いわゆる陰陽説に於ける太陽と月を暗示したものと思われます。
 郷義弘、越中則重による鉄鍛えの技を美濃に伝えた越前為継の大薙刀直し刀、南北朝中期の薙刀の形態を知り得る資料であると共に、同工の貴重な現存品と成り得る逸品です。
















商品番号:V-1715 大薙刀直し刀 越前国為継(無銘) 第十一回重要刀剣指定品 探山先生鞘書き有り

価格: ¥3,400,000 (税込)
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