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刀 備前国住長船与三左衛門尉祐定作
(びぜんのくにじゅうおさふねよさざえもんのじょうすけさださく)
為進筑後守(赤松政則の子)作之
天文二二年二月吉日(一五三五)


Katana:Bizennokuniju Osafune Yosazaemonnojo Sukesada



刀・備前 室町末期 最上作 大業物 拵え付き
第三十三回重要刀剣指定品
寒山及び薫山先生鞘書き有り
『刀剣美術』及び『鑑刀日々抄(続三)』並びに『所持銘のある末古刀』所載品




刃長:70.7(二尺三寸三分強) 反り:1.9 元幅:3.12
先幅:2.04 元重ね:0.84 先重ね:0.53 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先。 表裏共に棒樋に連れ樋をハバキ上で角留める。 鍛え、小板目に小杢目、僅かに流れ肌を交えて良く詰み、地沸微塵に厚く付き、細かな地景が繁く入り、地鉄精良。 刃文、広直刃調で、刃縁小沸良く付いて匂い深く締まり気味となり、一部二重刃風の沸筋掛かり、刃中葉、小足、小互の目足入り、僅かに金筋掛かる。 帽子、直調で先僅かに掃き掛け小丸に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。
打ち刀拵え(江戸期 全長104.5 柄長23.3 鞘 茶の石目地 こじり、鉄地肥後、銀象嵌唐草図 栗型黒塗 しとどめ有 下げ緒、表黒、裏黒茶 柄 親鮫に黒柄巻 縁、赤銅石目地高彫金色絵、荒波図 頭、赤銅魚子地小縁金色絵 目貫、赤銅容彫、独鈷の図 鍔 赤銅地撫木瓜形、金象嵌、同覆輪 踊り桐図)付き。  



【コメント】
長船与三左衛門尉祐定の重要刀剣、戦国武将赤松政則の子の為打ち銘入り、同工直刃の最高傑作、末備前鍛冶の概念を覆す素晴らしい天文祐定です。
室町幕府将軍家とその補佐役管領家の後継者争いが、京の都を焼け野原にした『応仁の乱(一四六七~一四七八)』、その戦乱の火種は全国的に広まりました。備前の地では赤松、宇喜多、浦上、松田、三村の諸氏が覇権を争い、刀剣需要は激増、その大量需要に応えたのが長船一派を中心とした備前鍛冶であり、皆大いに繁栄しました。中にはその実力を認められ、名のある戦国武将の抱え工として活躍する者も少なくありませんでした。これらは個々の向上心、出世欲を刺激し、また著しい技術の向上にも繋がりました。結果、今日『備前刀剣王国』とまで呼ばれる一大生産地となったのです。
数多輩出された末備前鍛冶の中では、祐定を名乗る刀工が特に多く、古刀期だけで八十余名を数えます。その中でも名実共に筆頭に挙げられるのが、本工の与三左衛門尉祐定です。
同工は、彦兵衛尉祐定の子で、応仁元年(一四六七)生まれ、年紀作に見る活躍期は、文亀(一五〇一~〇四)から天文十年(一五四一)頃まで、翌十一年、七十六歳で没と伝わります。
作風は、代表的な腰開きの複式互の目乱れを始めとして、互の目丁子、直刃、湾れ、皆焼、互の目の先が割れて蟹の爪状になったいわゆる『蟹の爪刃』もあります。
作風、時代を問わず、比較的ムラなく出来優れるのが与三左衛門尉であり、それが『末備前鍛冶の最高峰』と呼ばれる所以ですが、その中でも天文年紀を有する作には、特に傑作が多いことから、『天文祐定』とも呼称されます。
本作は昭和六十二年(一九八七)、第三十三回の重要刀剣指定品、天文四年は同工六十九歳の頃、同工晩年円熟期に当たり、前述の『天文祐定』とも呼ばれる最良期の傑作です。
この頃の打刀は、二尺一寸~二寸程のやや寸の詰まったスタイルが主流で、同工の現存作でも刀なら二尺二寸前後、脇差しなら一尺七寸前後、短刀なら七寸五分前後が大半ですが、本作は寸法二尺三寸三分強あります。
地刃すこぶる健全、身幅しっかりとして重ねも厚く、ズシッとした重量感があります。
出来はとにかく地鉄が素晴らしく、末備前でこんな綺麗な鉄は見たことがありません。広直刃調の刃文は、刃縁締まり気味となり、一部二重刃風の沸筋掛かり、僅かに金筋が掛かっています。
本作は『刀剣美術』及び『鑑刀日々抄(続三)』並びに『所持銘のある末古刀』等々の所載品となっています。
薫山先生鞘書きには、『与三には珍しい直刃の出来であり、鍛えが特に優れて一見して注文打ちと分かるものである。注文者の進筑後守(赤松成村)は、長船鍛冶の大パトロン(経済的支援者)であった赤松政則の子であるので、その注文に応えたものであろう。』とあり、図譜にも、『与三左衛門尉祐定は、末備前第一等の腕達者で、複式互の目を最も得意としているが、このような直刃を焼いても上手である。本作は特に鍛えが優れて強い鉄味を呈しており、赤松政則の子による注文打ちを示す銘文と共に同工を研究する上で貴重な資料である。』とあります。
赤松政則は播磨、美作、備前などを治めた戦国武将、一代で赤松家の戦国大名としての地位を築き上げた名将です。また長船宗光を招いて鍛刀を学び、余暇に自ら鍛刀したものを配下の者、親交のあった武将に与えるなど、刀剣に造詣が深いことでも良く知られています。
繰り返しになりますが、末備前鍛冶の作でこれ程美しい地鉄は見たことがありません。赤松家の注文となれば、使用した材料も超一級品、刀を見ればそれが一目瞭然です。
同工及び末備前鍛冶の概念を覆すような素晴らしい与三左衛門尉祐定です。



















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【商談中】商品番号:V-2034 刀 備前国住長船与三左衛門尉祐定作 為進筑後守作之 天文二二年二月吉日(一五三五) 第三十三回重要刀剣指定品 拵え付き 寒山及び薫山先生鞘書き有 『刀剣美術』『鑑刀日々抄』『所持銘のある末古刀』所載品【※価格はお問い合わせ下さい】

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