大・小

刀:尾崎長門守藤原朝臣助隆
(おざきながとのかみふじわらのあそんすけたか)
享和二年二月日(一八〇二)

脇差し:尾崎長門守藤原助隆
享和二年二月日(一八〇二)


Katana:Ozaki Nagatonokami Fujiwarano Ason Suketaka
Wakizashi:Ozaki Nagatonokami Fujiwarano Suketaka




新々刀・摂津 江戸後期
第二十回重要刀剣指定品




刀   刃長:70.6(二尺三寸三分) 反り:1.5 元幅:3.40
    先幅:2.35 元重ね:0.79 先重ね:0.54 穴1

脇差し 刃長:53.0(一尺七寸五分弱) 反り:0.9 元幅:3.35
    先幅:2.39 元重ね:0.76 先重ね:0.59 穴1




【刀】
鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先やや延び心。 鍛え、小板目肌が良く詰み、所々流れ肌が肌立ち、地沸微塵に厚く付き、地景を繁く配し、地鉄精良。 刃文、濤瀾風の大互の目乱れ主体に、刃縁良く沸付いて明るく冴え、刃中頭の丸い互の目、箱掛かった刃を交えて、互の目足入る。 帽子、焼き深く直調となり、先僅かに掃き掛け返る。 茎生ぶ、先深い刃上りの入山形、鑢化粧風筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。

【脇差し】
鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先やや延び心。 鍛え、小板目肌が良く詰み、所々細かに肌立ち、地沸微塵に厚く付き、地景を繁く配し、地鉄精良。 刃文、濤瀾風の大互の目乱れを焼き、随所に頭の丸い互の目を交え、刃縁良く沸付いて明るく冴え、刃中太い互の目足入る。 帽子、焼き深く直調で沸付き、先小丸に返る。 茎生ぶ、先深い刃上りの入山形、鑢化粧筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。




【コメント】
尾崎源五右衛門助隆の大小重要刀剣、濤瀾刃を追求し続けた名工による晩年円熟期の最高傑作、華やかで覇気みなぎる同工傑出の一振りです。
尾崎助隆は、宝暦三年(一七五三)生まれ、源五右衛門と称し、本国播磨で後に摂津へ移っています。同郷出身で同じく摂津へ移った黒田鷹(言偏に甚)(たかのぶ)の門人で、寛政十年(一七九八)に長門守を受領、文化二年(一八〇五)、五十三歳で没。
作は天明から文化初年頃まで見られ、三歳年上の水心子正秀とは、ほぼ同時期の活躍期になります。 作風は、新々刀期を代表する濤瀾刃の名手として名高く、この期には水心子正秀、手柄山正繁、市毛徳鄰、加藤綱秀らにも濤瀾刃の作がありますが、やはり同工が一枚も二枚も上手です。
本作は享和二年、同工五十歳の頃、晩年円熟期の集大成とも言える濤瀾刃の会心作です。
大が二尺三寸三分、小が一尺七寸五分弱、大小共に切っ先グッと延び心で、身幅ガシッとした力感溢れる豪壮な一振り、同工の作で大小で重要に指定されているのは本作のみになります。
地沸を微塵に厚く敷き詰めた精良なる地鉄は、地色明るく、肌目に沿って細美な地景をふんだんに配し、直湾れ調の焼き出しから始まる濤瀾風の大互の目乱れは、鎬に掛かる程華やかで、刃縁に大粒の沸を万遍なく付け、刃中匂いが充満して互の目足入り、刃縁もすこぶる明るく冴えています。
研ぎ減りなど微塵も感じさせない健全さは現代刀のようであり、研ぎの状態も万全です。
付属の金着せ二重ハバキも、被せ部分に卍崩しの紗綾(さや)紋を配するなど、大小ピシッと揃った気持ちの良い作です。
本歌の濤瀾刃創始者である助廣を凌駕する程の逸品、おそらくは注文打ちかと思われますが、尾崎源五右衛門助隆の最高傑作と言っても過言ではない素晴らしい新々刀重要です。


























商品番号:V-2052 大小 刀:尾崎長門守藤原朝臣助隆 享和二年二月日(一八〇二) 脇差し:尾崎長門守藤原助隆 享和二年二月日(一八〇二) 第二十回重要刀剣指定品

価格: ¥7,200,000 (税込)
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