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刀 無銘(伝粟田口国吉)
(でんあわたぐちくによし)


Katana:Mumei(Den Awataguchi Kuniyoshi)



古刀・山城 鎌倉中後期 最上作
第十五回特別重要刀剣指定品(平成十年)(一九九八)
探山先生鞘書き有り




刃長:79.5(二尺六寸二分強) 反り:2.2 元幅:3.25
先幅:2.34 元重ね:0.85 先重ね:0.56 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低い、中切っ先猪首風に詰まる。 鍛え、板目肌良く練られ、杢目、流れ肌を交えて上品に肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地斑状の映り立ち、地鉄良好。 刃文、直湾れ調で、小乱れ、小丁子、小互の目交じり、刃縁良く沸付いて匂い深く、ほつれ、打ちのけ、細かな飛び焼き掛かり、刃中葉、小足良く入り、金筋、砂流し頻りに掛かり、刃に沿って太い二重刃が断続的に掛かる。 帽子、細直刃調で、先小丸に僅かに返り、裏は沸の喰下がりが見られる。 茎大磨り上げ、刃栗尻、鑢筋違い。 銀に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
粟田口国吉の特別重要刀剣、鎌倉中後期作、大磨り上げながら、二尺六寸二分強の豪壮な姿、重要文化財級と認められた同工典型作及び最高傑作です。
粟田口派は、鎌倉初期、山城国に於いて三条、五条派に次いで興り、京物の名声をより一層高めた刀工群で、その流派名は、京の都と七道(東海道、東山道、北陸道、山陽道、山陰道、南海道、西海道)を結ぶ街道の入り口に設置された関所、いわゆる『京の七口』の一つとされる粟田口(現京都市東区粟田口)付近で鍛刀したことに由来しています。
世上、『粟田口=名刀の代名詞』であり、名だたる名工を多数輩出していますが、中々現存作を見ません。初祖は国家とされますが、現存作は皆無、その子に国友、久国、国安、国清、有国、国綱の六人兄弟がおり、鎌倉初期から前期頃に掛けて活躍、同派から、国友、久国、国安が『後鳥羽院番鍛冶』選出されていることも、一派の名声を更に一段と高めています。また末弟の国綱は、後に北条時頼の招きにより鎌倉へ移り、備前福岡一文字助真、備前三郎国宗と共に相州鍛冶の草分けとなりました。
六人兄弟の次の世代では、国友の子に則国、則国の子に国吉、国吉の子或いは門人に藤四郎吉光などがいます。
本作は、大磨り上げ無銘ながら、『伝粟田口国吉』と極められた優品、第四十回重要刀剣(平成六年)(一九九四)で、第十五回特別重要刀剣(平成十年)(一九九八)に指定された同工極めの白眉と名高い名品です。
寸法二尺六寸二分強、切っ先猪首風に詰まり、身幅広く、重ね厚く、樋が入っていながら、刀が現代刀のように重く、天正磨り上げの茎仕立ても完璧です。
国吉は、前述したように、則国の子、粟田口六兄弟の長兄国友の孫に当たり、藤四郎吉光の父とも師とも伝わる名工です。
現存作の大半は二字銘ですが、重要文化財指定の『名物鳴狐(なきぎつね)』などは、平造り打刀で、『左兵衛尉藤原国吉』と切られており、左兵衛尉に任じられていたことが分かっています。
年紀作に見る活躍期は、建治(一二七五~七八)、弘安(一二七八~八八)頃で、太刀は少なく、短刀を得意とし、剣も数口あります。
作風は、地は、小板目が良く練られ、細かな地沸が良く付いて美しく、刃は、直刃調に小乱れ、小互の目を交えて良く沸付いた出来を基本とします。中でも特徴的なのは、刃に沿って二重刃が点続して掛かるところで、特に上半に著しく、帽子にも同様に見られます。この様子を古伝書『解粉記(けふんき)』では、『手癖にたぶん二重刃ありて、炮物(ほうじもの=火であぶったもの)のように地に銀浮くことも多し。』と記しています。
板目肌が良く練られた地鉄は、杢目、流れ肌を交えて上品に肌立ち、地斑状の映り立ち、直湾れ調で、小乱れ、小丁子、小互の目交じりの刃は、刃縁ほつれ、打ちのけ、細かな飛び焼き掛かり、刃中葉、小足良く入り、金筋、砂流し頻りに掛かり、刃に沿って太い二重刃が断続的に掛かっています。帽子は、裏は刃縁に沿って沸の喰下がりが見られます。
図譜には、『この刀は、大磨り上げ無銘ながら、身幅広く、重ね厚い雄渾な鎌倉中期の典型的な体配を示し、地刃には同工の特色が示されていることから、国吉の極めは妥当であり、しかもすこぶる健体であることが好ましい。』とあり、探山先生鞘書きには、『生ぶ穴の残らぬ大磨り上げ無銘作で、元来大太刀様式也。幅広で、なお輪反り高く、猪首切っ先の堂々たる体配を見せ、地沸を微塵に敷く温潤精妙なる肌合い、刃縁に煌めく沸が豊かに付き、断続的に湯走り心の二重刃掛かるなど、剛毅さと粟田口特有の雅さが共存する優品也。二重刃は彼の個性的見所也。』とあります。
兎にも角にも、これだけの迫力と重量感あふれる国吉は見たことがありません。例えば、古備前系統であれば、国宝『名物大包平』など、生ぶ在銘で三尺近い豪壮な太刀も僅かに見られますが、粟田口系統に於いては、おそらくこれ以上のものはないでしょう。言い換えれば、これが特別重要刀剣のレベルです。
日刀保が示している特別重要刀剣の審査基準には、『特別重要刀剣は、重要刀剣の中で、更に一段と出来が傑出し、保存状態が優れ、国認定の重要美術品の上位に相当すると判断されるもの、若しくは、国指定の重要文化財に相当する価値があると考えられるもの。』とありますが、本刀はその水準を大きく上回っていると鑑せられます。
これが重要文化財に匹敵すると認められた不朽の名作、同工のみならず、同派を代表する一振りになるでしょう。物凄い粟田口左兵衛尉国吉の登場です。

















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商品番号:V-2156 刀 無銘(伝粟田口国吉) 第十五回特別重要刀剣指定品(平成十年)(一九九八) 探山先生鞘書き有り【※価格はお問い合わせ下さい】

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