小柄:茶筅売り図
銘・川秀国鐫之
Kozuka:Chasenuri Zu
幕末期
保存刀装具鑑定書付き

長さ96.3 幅14
四分一研磨地 片切彫 平象嵌
幕末期の大月派の名工、天光堂秀国による片切彫の傑作です。
秀国は、彫刻家であった父の子として文政八年(1825)伯耆国米子に生まれ、十八歳の時の京に出て川原林秀興の門人となります。修業してその才を買われ、秀興の娘を娶り、川原林家の二代目を相続しています。
この小柄には京の風物詩であった、十一月十三日(空也忌)から大晦日まで、茶筅を売り歩く空也僧の修行姿が描かれ、裏には芭蕉の俳句「乾鮭も空也の痩も寒の内」が彫られています。
干からびた鮭を瘦細った修行僧にかけ、晦日月の寒い京の風情を感じさせる、芭蕉ならではの名句です。
この小柄は、その風情を実に繊細に表現しています。寂しく寒さを感じさせる四分一の色、無駄一つない片切彫の鏨技、芭蕉の句の情感を見事に感じさせてくれます。
大月光興から、秀興、秀国、篤興と続く、精巧堅実でセンスある意匠と彫技を見せてくれる、秀国の希少な逸品です。
落とし桐箱入り
幕末期の大月派の名工、天光堂秀国による片切彫の傑作です。
秀国は、彫刻家であった父の子として文政八年(1825)伯耆国米子に生まれ、十八歳の時の京に出て川原林秀興の門人となります。修業してその才を買われ、秀興の娘を娶り、川原林家の二代目を相続しています。
この小柄には京の風物詩であった、十一月十三日(空也忌)から大晦日まで、茶筅を売り歩く空也僧の修行姿が描かれ、裏には芭蕉の俳句「乾鮭も空也の痩も寒の内」が彫られています。
干からびた鮭を瘦細った修行僧にかけ、晦日月の寒い京の風情を感じさせる、芭蕉ならではの名句です。
この小柄は、その風情を実に繊細に表現しています。寂しく寒さを感じさせる四分一の色、無駄一つない片切彫の鏨技、芭蕉の句の情感を見事に感じさせてくれます。
大月光興から、秀興、秀国、篤興と続く、精巧堅実でセンスある意匠と彫技を見せてくれる、秀国の希少な逸品です。
落とし桐箱入り




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