脇差し 越前国住兼則
新刀 江戸初期

刃長:40.9(一尺三寸五分弱) 反り:1.2 元幅:3.23 元重ね:0.75 穴1
菖蒲造り、鎬高く庵棟尋常。 鍛え、板目に杢目交じりで所々強く肌立ち、地沸厚く付き、地景入り、地鉄概ね良好。 刃文、大互の目、小互の目、やや尖り風の互の目を交え、刃縁良く沸付いて明るく締まり、刃中金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ込んで先僅かに掃き掛け小丸に深く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢鷹の羽。 銀ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
【コメント】
本作は、身幅広く、鎬高い菖蒲風造り、慶長新刀スタイルの勇壮な脇差し。銘はやや厳しい感じですが、越前関鍛冶全般の典型的な出来です。刃中にやや大きめの炭籠もり、地に鍛え肌もありますが、刃縁明るく締まった沸出来の乱れ刃は、大変見応えがあります。刀身は健全です。
