店長日記
名刀とは
皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。
気づいたら12月に入っていました。今年もあと2週間で終わりです。毎年毎年1年の経過が早いなあと感じますが、皆様はどう感じますか?
そして、今年は、本当に月が替わることに色々な事が起こってきました。
年中通してコロナに振り回され、直近でもまた第3波として急激に感染者が増えてきたと連日ニュースで報道され始めました。
医療従事者のコロナ病棟の特集等もされ始め、改めて最前線で勤務されている方々に感謝致します。
このような報道は、より感染しない、させないを全員が意識しますので良いと思います。
昨日報道された、GoToトラベルの停止は、GoToトラベルにより国内の旅行が増え、飲食店も活気を取り戻してきた矢先の事でしたので、打撃を受けている事業者様もいらっしゃると思います。
弊社も他事ではありませんが、来年笑って入れることを信じて、もうひと踏ん張りです。
さて、弊社の動きとしまして前回お話したように、展示会での超初心者のための講習会を、奈良、前橋、大阪と3回開催させて頂きました。
このような時期ですが、ありがたいことに受講するために足を運んでくださった方々が多く、大変感謝致します。
拙い説明でしたが、真剣に聞いてくださり、私も楽しく説明が出来ました。
#密は避けてますよ
これにより、少しでも刀剣に興味を持ち、安全な扱い方なども覚えてもらえれば良いかなと思っております。
#他の刀剣店に行った際も、扱い方がきれいだとほめられますよ
今後も、一つでも興味をくすぐれるような話が出来るように考えながら、講習会を続けていこうと思います。
その中で、どんな刀が名刀かという質問を受けましたので、私の意見を言わせて頂きます。
そもそも名刀の条件とは何でしょう?
よく切れる刀(昔は切れる事で、戦闘に有利であったり、強さの象徴であったでしょう)
伝来が良い刀(大名家や、歴史上の人物が、宝物として代々大切にしてきたもの)
古名刀=古い刀(平安、鎌倉時代等、歴戦を駆け抜けてきたもの)
所持者銘のある刀(織田信長所持等、誰が所持していたか分かるもの)
等などが、すぐに思いつくのかなと思います。
上記はたしかに名刀です。ほとんどが国宝、文化財級です。
でも、これって手に持って鑑賞する事は、かないません。ましてや、中々購入できないですよねって話になるのです。
刀剣商の私からすると、触れない国宝より、売買し、お客様に喜んでもらえる10万円の刀の方が名刀です。
#これは誇張しすぎですが(汗)
話を戻しますと、博物館で見てすごいなと思う刀も名刀ですし、歴史の生き証人の刀も名刀です。
そして、ここからが言いたいことですが、現代刀(今、切磋琢磨し現代刀匠さんが作っている刀)も名刀です。
たとえ、傷があったり、長さが短くても、持ち主が気に入っていれば名刀なのです。
私が常々思っている事は、好みの刀(刃文、地鉄、作刀地、時代背景、長さ、予算等)個人個人違うという事です。
その好みをお聞きして少しでも近づけるようにアドバイスさせて頂ける存在になりたいと思っています。
実際、2振り3振りとご注文頂くお客様が、以前と違う筋の刀を注文なされた場合は、なぜこの商品が気になったかなどお聞きし、違うなと思ったら薦めない場合も多々あります。
初めの1振りと、3振り目の選び方も違いますので、そういう場合も相談に乗らせて頂きます。その方が、長く刀剣ライフを楽しんで頂けると思いますし、刀に愛着も沸くはずです。
名刀の下りから、小牧の話になってしまってすいません。
さて、刀剣ライフを楽しんでもらいたいという思い、第2弾としまして、博物館のようにお持ちの刀を家や事務所に安心、安全に展示したいという方もいらっしゃると思います。
そういう方のために、ディスプレイできる刀剣ケースを開発中です。
まもなく試作品が出来上がってきますので乞うご期待下さい。
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名刀の考え方、とても参考になりました。次回も楽しみにしています。